放射光(X線)で小さなものを観察する大きな2つの施設

BL19LXU


ビームラインの概要

BL19LXU は超高輝度光源27m長アンジュレーターを有するビームラインです。 光学ハッチには液体窒素冷却のSi (111)二結晶分光器、および高調波除去ミラーが設置されています。実験ハッチ1および3は、ユーザー装置が持ち込めるよう十分なスペースが確保されています。当該高輝度光源を必要とする研究であれば、分野を問わず挑戦しています。


研究分野

当該高輝度光源を必要とするあらゆる分野


光源と光学系

・実験ハッチ3
共用ユーザーの方々の装置を持ち込むことができる実験ハッチ3は、光源より約77mの距離に位置しており、サイズは大きめの 5 (W) × 3.4 (D) × 4.5 (H) m3となっています。ハッチの温度はエアコンにより精密に制御することができます。また、チェーンブロックが設置されており、重量物をハッチ内に導入、セットアップする際に利用できます。
・実験ハッチ1, 2, 4
これらの実験ハッチ (EH1, 2, 4) には、理研のプロジェクト研究のための高精度ゴニオメーター、大強度フェムト秒レーザー、超伝導マグネットが設置されておりますが、比較的小さな装置であれば これらのハッチの中に共用ユーザーの方の装置を持ち込むことも可能です。(ハッチサイズ、光源からの距離については、ビームラインのレイアウトをご参照ください。)
・共用実験ユーザーの利用可能な装置は以下の通りです。
光学定盤
APD, PIN フォトダイオード, シンチレーションカウンター, イオンチャンバー
ステッピングモータードライバーおよびコントローラー
NIMビン電源, カウンター,電流増幅器他.
蓄積リングのRFに同期した信号が得られるタイミング回路系


図:主要光学素子のレイアウト

表:試料位置でのX線特性


問い合わせ先

(注)e-mailアドレスは@マーク以下を省略していますので、アカウントの後に@spring8.or.jpを付けてください。

玉作賢治
理化学研究所 放射光科研究センター
〒679-5148 兵庫県佐用郡佐用町光都1丁目1-1
電話 : 0791-58-0802 内3821
e-mail : tamasaku