放射光(X線)で小さなものを観察する2つの施設

 

 

BL2

 

 

BL2はBL3に続く2本目の硬X線ビームラインとして整備され、2015年4月から共用運転を開始しました。 BL2においてもBL3と同等のレーザー特性が実現されており、自己増幅自発放射方式(Self-Amplified Spontaneous Emission : SASE)によるXFELを、光子エネルギー4~20 keVの範囲において利用できます。XFELビームを輸送するために、X線ミラーと二結晶分光器のいずれかを選択して用います。実験システムとして、コヒーレントX線回折イメージング実験装置、ハイパワーフェムト秒レーザーとXFEL同時利用実験プラットフォームなどを備えています。

 

 

参考文献:
K. Tono et al., J. Synchrotron Rad. 26, 595 (2019).

 

光源性能

 
 
最大電子ビームエネルギー 8.5 GeV
繰り返しレート 30 Hz(BL2&3同時運転時)
アンジュレータ周期長 18 mm
K値 2.2
光子エネルギー(基本波) 4-20 keV
パルスエネルギー 光子エネルギーに依存(下図参照)
エネルギー幅(ΔE/E) ~0.5%(二結晶分光器なし)
~0.01%(二結晶分光器あり)
パルス幅 < 10 fs

 

 

参考文献:
M. Yabashi et al., J. Synchrotron Rad. 22, 477 (2015).
K. Tono et al., J. Synchrotron Rad. 26, 595 (2019).

 

 

(参考)光子エネルギーとパルスエネルギー・光子数の関係(BL3の場合)

 

(参考)自己増幅自発放射(SASE)方式のスペクトル例

 

共通装置

BL2に常設されている下記の装置を、必要に応じて利用することができます。

インラインスペクトロメーター

 

全てのXFELパルスの中心光子エネルギーを記録します。

 

 

ビームモニター

 

 

 全てのXFELパルスのパルスエネルギーを記録します。

 

 

主な実験

BL2では主に下記のような実験が実施されます。


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